あなたは深部体温という⾔葉を聞いたことがあるでしょうか。体温と⼀⾔に⾔っても、⼈の体は、場所によって温度が異なります。⼿⾜の末梢や顔の表⾯の温度は、季節や環境の影響を受けやすいため安定していません。
⼀⽅、深部体温と呼ばれる体の内部の温度は、脳や⼼臓などの⼤切な臓器の働きを保つために、⽐較的安定しています。その深部体温が下がると、⼈の体は眠たくなるようにできています。そのため、寝る1〜2時間前に深部体温を⾼めると、その後に体温が下がり、⼼地よい睡眠に⼊ることができます。そのために重要なことが「⼊浴」です。
⼈は、寝始めてからノンレム睡眠のステージ1→2→3→4とより深い睡眠へと⼊っていきます。良質な眠りというのは、できる限り早くステージ4に到達することです。ステージ4に到達する頃、深部体温がグッと低下しています。
つまり、良質な睡眠をするためには、寝る前から、そして寝始めてからいかに体温を低下させるか、ということが⼤切になります。
しかし、テレワークなどで⽇中の活動量が少ないと⽇中の深部体温がうまく上がらない⽅が増えています。深部体温は⽇中上がらなければ、夜あまり下がらないことが分かっており、就寝前から体温がうまく下がらない熱ごもり状態となり、寝つきが悪かったり、途中で起きてしまいやすくなります。
⽇中の体温上昇を⾏うと⼀⾔で⾔っても、いつ、何をして体温をあげるかが⼤切になってきます。また、夜いかに深部体温を低下させるか、ということも⾮常に重要です。私達は、あなたの⽣活スタイルを⼤きく変えずにできる最適で効率的な⽅法をともに考え、どのように取り⼊れて⾏ったらよいかを適切にアドバイスさせていただきます。